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■「愛知サマーセミナー2024」での講座開設の報告
7月13日(土)、東海中高学校にて第35回愛知サマーセミナー2024が開催され、今年はプランから、プラン・インターナショナル・ジャパンのスタッフによる「女の子のための居場所;わたカフェ」,名古屋の会の安藤顧問による「きほんの木」の2講座が開設されました。プラン名古屋の会メンバーほか、一般の方も参加いただき、無事終えることができました。講座概要と講義風景を下記に掲載します(なお、教室内は撮影禁止でしたが、講師のみの撮影については許可をいただいております)。
1)講座名 「女の子のための居場所;わたカフェ」
講師:「わたカフェ」管理者・相談員 濱田真奈さん(東京から来名)
生きづらさを抱えている若年女性が安心して過ごせる居場所として、プラン・インターナショナル・ジャパンが2020年より運営している「わたカフェ」についての紹介です。前半は日本の若年女性が置かれている状況とその分析、居場所・相談場所を増やすことの有効性、そして、後半はプランが取り組む「わたカフェ」の支援体制(対面相談とチャット相談,ソーシャルワーカー・臨床心理士・助産師の専門職配置など)と相談のほかフリー飲食,本・マンガ利用,食品・日用品の配布などの具体的な支援内容の紹介、そして悩みを抱える女性たちへの寄り添い方を説明いただきました。「わたカフェ」利用者は15歳から20代半ばまで月平均200人ほどで、その半数が専門相談を利用するそうです。
最後に「アサーション」(自他尊重のコミュニケーション)について、私たちの自己分析と例題を通して考えることで理解を深めることができました。
2)講座名 「きほんの木」
講師:プラン名古屋の会顧問 安藤良一さん
資源の少ない日本で有り余っている資源「木材」について知識を深める内容です。昔からの木と人と関わり,木の機能性(調湿・防蟻・補修性),無垢材のぬくもり,端材のアップサイクルなど、長年、「木材」に関わってこられた安藤さんの木に対する「愛」を感じる講義でした。一方、何千年も木と付き合ってきた日本人がいちばん手元にある木材を使いこなせていないもどかしさも感じました。途中、受講者による□10.5×長さ300cmのヒノキ柱(節有り)の入札ゲームもあり、かなりの高値が付きましたが、実際は5,000円弱とお聞きし、一同驚きの声があがりました。
また、安藤さんとつながりをもつ市民グループの紹介もあり、あっという間に80分でした。
▼両講座終了後、講師とお手伝いをさせていただいたプラン名古屋の会メンバーとの記念写真▼
■プラン名古屋の会 支援者のつどい(ウッドデッキお別れ会)
過去幾度かデッキパーティの開催場所であった安藤顧問宅のウッドデッキが名古屋市の都市計画道路拡張にともない解体されることとなったため、3月23日(土)15:00~20:00、ウッドデッキのお別れ会を開催しました。
当日は昼過ぎまで雨が降っていたため、飲食は屋内となりましたが、デッキパーティの思い出話,チャイルドのこと,趣味,旅行やお酒などいろんな話に花が咲き、楽しい時間を過ごすことができました。また、今回は中国茶の専門家の方もみえ、実際に中国茶のほか、いろいろな種類のお茶を試飲させていただき、おいしい淹れ方,愉しみ方,効能などその奥深さを教えていただきました。
ウッドデッキはなくなりますが、またこのようなつどいが開催できることを願ってみなさん帰路につきました。
■プラン名古屋の会 2023年活動のまとめ
2023年はプラン・インターナショナル・ジャパンが創立40周年を迎え、新たなスタートを切った年でしたが、昨年結成30周年を迎えたプラン名古屋の会も、今年は新しい試みにも挑戦し飛躍した1年ではなかったでしょうか。年末にあたり今年の活動結果を簡単にまとめました。詳細については、下記の各記事をご覧ください。
1⃣ プラン・インターナショナル・ジャパン創立40周年記念イベント参加〔4月29日〕
『40年の歩み~成果と未来を分かち合おう』をテーマに東京のリアル会場とオンラインで記念イベントが開催されました。名古屋の会では事前(3月19日)に「あなたのプラン・ヒストリーを聞かせてください」と題して茶話会を開催し、皆さんのプラン支援を始めたきっかけやチャイルドのこと、支援を続けて良かったことなどをお互いに紹介する場を設けました。4月29日のイベントには名古屋の会メンバー7名がリアル会場参加しました。下の写真はプラン・インターナショナルの世界のトップ(スティーブン・オモロ・CEO)と日本のトップ(池上清子理事長)と名古屋の会メンバーの記念写真です(イベント会場は撮影禁止でした)。
2⃣ プラン・ユースグループによる「愛知サマーセミナー2023」での講座開講〔7月15日〕
初めての試みとして、愛知サマーセミナーにプラン・インターナショナル・ジャパンのユースグループによる講座を開講しました。テーマは「広告のモヤモヤ、話しませんか?」。日本のメディア広告におけるジェンダー不平等についての講義とグループ討議です。当日は一般の中学生,高校生から社会人まで幅広い世代の方が参加され、活発なグループ討議が行われ、ユースグループ,名古屋の会にとっても新鮮な貴重な体験となりました。
3⃣「ワールド・コラボ・フェスタ2023」へのブース出展〔10月14日,15日〕
20回目を迎えたワールドコラボフェスタですが、名古屋の会としても18回目のブース出展です。プラン・インターナショナルの支援内容やジェンダーフリーへの取り組み,わたカフェの設置など多くの来訪者にお話し、情報提供・意見交換することができました。特に、若い方の関心の高さも感じられました。また、他のボランティア団体との交流もでき、お互いの刺激になったイベントでした。
4⃣ 安藤理事によるベトナム視察訪問報告会〔11月19日〕
プラン・インターナショナル・ジャパン理事として安藤顧問がベトナムの少数民族の若者の収入向上事業の成果を視察し、若者たちと交流された内容について報告いただきました(詳細は「会員レポート」)。ベトナムの若者たちの前向きな姿や発展するベトナムの様子が伝わってきましたが、反面、すべての子どもたちがこのような環境とは限らないことにも気付かされる機会だったかもしれません。
最後に、今年のイベント運営にご協力いただいた方々、ご参加いただいた方々に感謝申し上げます。2024年も名古屋の会としてさらなる飛躍につなげたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上
■2023年忘年会の開催
12月3日(日)、名古屋市中村区のカフェ・マリアージュ(当日貸切)にてプラン名古屋の会の忘年会を開催しました。久々参加の会員や今回初めての方もみえましたが、いつしかずっと以前からの顔見知りのように打ち解け合い、今年のイベントの振り返り,趣味の話,個人的話題や社会問題など様々な会話がはずみ、予定の2時間もアッという間に過ぎてしまいました。みなさん、来年に向けてのエネルギー・チャージができた忘年会ではなかったでしょうか。また、安藤さんからは端材を利用した一輪挿しのプレゼントも配られました。行列ができるヤキソバなど美味しい料理を提供してくださったマリアージュさん、いつも飲み物を準備くださる牧田さん、そして幹事の神戸夫妻に感謝します。
各ショットはスライドショーで☟
来年もよい年になりますように!
■安藤理事によるベトナム訪問報告会
11月19日(日)、ソレイユプラザなごやにて、プラン名古屋の会前代表・安藤顧問がプラン・インターナショナル・ジャパン理事としてベトナムのプラン関連部署,地域を視察訪問された際の報告会を開催いたしました。
9月17日~25日のハードスケジュールのなかで、主に、支援地域のユースグループ(若者たち)による蜂蜜やバナナチップスの製造販売の様子、小学校訪問、そしてスポンサーシップチャイルド2家族との面会の様子を多くの写真や安藤さんの感想含め、詳しくご報告いただきました。また、現地への贈り物や現地からの贈り物も持参され、見せていただくことができました(バナナチップスはおいしい)。また、現地スタッフとの伊勢崎賢治氏を通じてのエピソードも感動的でした。さらに、今回は名古屋の会イベントに初参加の会員の方もみえ、グループディスカッションや報告会後の親睦会でも親交を深めることができたと思います。
<参加者の感想>
・このような現地の成長の様子がスポンサー全体に伝わるしくみがあるとよい
・今回のような成功例のみでなく、負の部分や支援活動で苦労しているところが見えるとよい
・ベトナムの数10年前からの発展の速さには目を見張るものがある(スマホ,SNSの浸透など)
・日本が負けている部分もみえてくる など
※報告内容の詳細はこちら → 「会員レポート」
■「ワールド・コラボ・フェスタ2023」への参加
ワールド・コラボ・フェスタは、愛知県国際交流協会,JICA中部,なごや国際交流団体協議会が主催する中部地域最大級の「国際交流・国際協力・多文化共生・SDGs」推進イベントです。今年も名古屋市のオアシス21・銀河の広場で10月14日(土),15日(日)の両日開催され、天気にも恵まれて数多くの来場者が訪れました。
わたしたちプラン名古屋の会もブース出展し、プラン・インターナショナルの支援内容やジェンダーフリーへの取り組み,わたカフェの設置など多くの来訪者にお話し情報提供・意見交換することができました。特に、昨年同様、若い方の関心の高さも感じられました。また、他のブースの説明員の方々とも交流でき、お互いの刺激になったと思います。さらに、今年も木材の端材を活用した商品(SDGsの取組みとしてのアップサイクルブランド)の物品販売もバリエーションを増やし、好評を得ることができました。
↓ ブース風景はスライドショーで(右上にSTOPボタンがあります)
■プラン・ユースグループによる「愛知サマーセミナー2023」での
講座開講の結果報告
7月15日(土)、名古屋経済大学高蔵高校で行われた「愛知サマーセミナー2023」※1に、今年はプラン・インターナショナル・ジャパンのユースグループ※2が「広告のモヤモヤ、話しませんか?」をテーマに講座開講し、プラン名古屋の会メンバーもディスカッションに参加しました。当日は一般の中学生,高校生から社会人まで幅広い世代の方が参加され、活発なグループ討議が行われ、ユースグループ,名古屋の会にとっても新鮮な貴重な体験となりました。
※1)愛知県で毎年開催される市民参加型セミナーで、誰でも先生・生徒になれるのが特徴
※2)プランとともに活動する15~24歳の若者(ユース)からなるグループ
若者意識調査や政府機関への提言など幅広く活動
以下、当日の内容と感想について簡単にまとめます。
【講義内容】
日本のメディア広告におけるジェンダー不平等(性別に基づく社会・経済的格差など)について、若者のアンケート結果やイギリスの広告規制との照合を説明いただき、私たちが日常、モヤモヤする広告とその改善案、そして身の回りのジェンダー不平等についてグループ討議を行い発表し合いました。
【討議内容(抜粋)】
・広告は利益追求が目的ですが、広告を作る側も見る側もジェンダーに対する意識改革が必要
・特に年齢の高い世代は、これまでの社会通念や慣習に引きずられているケースが多い
・若い世代にはジェンダーを意識した教育が行われており、性差に対して敏感,寛大
(ただ、男子の関心は薄いようですが)
・若いうちからのジェンダー教育が、社会を変えていく原動力ではないか
・差別と区別の理解は必要
・無関心ではなく、ジェンダー不平等がおかしいと発信していくことが大切
・家庭内のジェンダー不平等改善をケーキづくりに例えて説明されたグループもありました
【感想(参加者の声)】
・今回は中学生,高校生の参加もあり、ジェンダーに対する世代ギャップも感じられました。
・若い世代の意識が社会に広まっていけば、改善の方向に向かう期待も持てると思います。
・名古屋の会としてはユースグループと初めての交流でしたが、互いに得るところは大きく
今後もこのような交流を深めて、「プランの輪」を広げていきたいと思います。
■プラン・インターナショナル・ジャパン創立40周年記念イベント
『40年の歩み~成果と未来を分かち合おう』参加
2023年5月1日でプラン・インターナショナル・ジャパンは創立40周年を迎えました。4月29日(土),東京ウィメンズプラザ(渋谷区)にて支援者参加(リアル会場とオンライン)のもと『40年の歩み~成果と未来を分かち合おう』をテーマに記念イベントが開催されました。名古屋の会メンバーも7名がリアル会場参加(オンラインも何名か参加)しましたので、内容概略と感想を記載します。進行中の写真撮影はNGでしたので、その他の写真を載せました。
●イベント内容
プラン・インターナショナルのスティーブン・オモロ新CEO,プラン・インターナショナル・ジャパンの池上清子理事長,外務省の日下部NGO担当大使からのご挨拶のあと、
1⃣ プラン・ヒストリー:誕生秘話から日本での40年(棚田専務理事とユースメンバー対談形式)
・飛行機内での日本設立調査団とある支援者との偶然の出会いが設立のきっかけ
・今後は世の中の変化をポジティブに捉えていくことが必要
2⃣ カンボジアの小学校をたずねてみよう(カンボジアの小学校と生中継)
・支援している小学校の教室,図書室,菜園などをLIVE紹介
・質問に答える子どもたちも緊張気味で初々しかったです
3⃣ やくみつる氏のプラン・ヒストリー(プラン職員との対談形式)
・きっかけは「おもしろそう」:この子を大統領にしてやろう
・目に見える交流が目標やモチベーションにつながる
・プラン支援はチャイルドが外に目を向く一助になる
昼食休憩をはさんで(この間、チェリスト・稲本有彩さんとピアニスト・三原有紀さんのミニ・コンサート)
4⃣ バスネット・クマールさん(ネパール元チャイルド)と塩川さん(支援者)のプラン・ヒストリー
・チャイルドから来日して会社経営者になった今も塩川さんを「お父さん」と呼ぶ
・チャイルドからみたお手紙:質問を投げかけてくださると返事を書きやすい
・質(心の通じ合う)、お互いに「たのしさ」を感じる支援が重要
・プランで育ったチャイルドが活躍している姿は私たちの励みになります
5⃣ 支援者交流会「チャイルドと私とプランの物語」
・会場参加者が6~8名の小グループに分かれて交流(職員が進行役)
・自己紹介,支援のきっかけ,よかったこと,今後など
・また、事務局への質問や要望なども出されました
6⃣ 増田明美さんのプラン・ストーリー(プラン職員との対談形式)
・ラオス,トーゴ,ベトナムを訪れた時の体験談を中心に紹介
・まず「汗をかくこと」がお互いの心を開く第一歩
・スポーツが女子に対する偏見を解消(トーゴ女子サッカープロジェクトの例)
●イベント全体を通じて感じたこと
・支援者,職員の強い思いと努力が、40年の歴史をつくりあげてきたと実感するイベントであった。
・混沌としていく世の中で、今後も国内支援やよりグローバルな活動が求められることを知ることができた。
・きっかけは異なっても同じ方向を向く支援者が集まって語り合うことは、今後の活動の原動力になる。
・支援の取り組み方のヒント(おもしろさ,たのしさ,心の開き方など)を知る機会でもあった。
なお、イベント終了後には、プラン東京の会,神奈川の会の方々(有志)との懇親会も行われ、交流を深める有意義な時間を過ごすことができました。さらなる交流につながることを期待します。
■茶話会「あなたのプラン・ヒストリーを聞かせてください」開催
2023年5月1日でプラン・インターナショナル・ジャパンが創立40周年を迎えるのを記念して、支援者の思いをシェアするキャンペーンが企画されています。3月19日(日)・イーブルなごやにて、プラン名古屋の会でも、皆さんのプラン支援を始めたきっかけやチャイルドのこと、支援を続けて良かったことなどをお互いに紹介する場を設けました。
30年以上支援を続けられている方から最近始められた方まで15名の方が参加され、5,6名のグループに分かれて茶話会形式で和やかな雰囲気のなか行われました。きっかけは様々ですが、チャイルドの成長や地域の環境向上への思いは皆共通で、支援を通じて支援者の会の仲間ができたことも良かったことのひとつに挙げられる方も多くみえました。写真は茶話会の様子です。
今後もプラン名古屋の会の活動が続きます。2023年の予定は「今後の活動」をご覧ください。
■プラン名古屋の会 2022年活動成果
久世新代表体制で始まり、名古屋の会結成30周年でもあった2022年。また、新型コロナ流行に惑わされた1年でもありましたが、メンバー,会員様のご協力で下記のイベントを企画、無事実行することができました。年末にあたり今年の活動成果を簡単にまとめました。
1⃣ 定例会:身近なテーマを掘り下げよう!~第1回~〔3月26日〕
新たな活動としてスタートさせることができ、第1回は「美味しいコーヒー」と「木の家」をテーマに名古屋の会会員にお話しいただきました。第2回に乞うご期待!
2⃣ チャイルド訪問体験談&プラン職員との交流会〔5月28日〕
川出様ご夫妻からボリビア,カンボジア等のチャイルド訪問の貴重な体験談を興味深く聞かせていただきました。また、プラン事務局の塚本職員からプランジャパンの現状をご報告いただき、事務局の考え方や方針を知る機会となりました。
3⃣ プラン名古屋の会結成30周年記念イベント〔8月27日〕
30年にわたり名古屋の会を運営されてきた安藤・前代表による会の歩み、そして、プラン・ジャパンからは池上理事長にもご講演いただきました。フリートークでは、支援者の生の声をお届けし支援者と事務局の距離も縮まったのではないでしょうか。また、池上理事長のバイタリティには皆驚きでした。
4⃣ ワールドコラボフェスタ2022への参加〔10月23日〕
3年ぶりの実地開催に名古屋の会もブース出展し、プラン・インターナショナルの活動を多くの方に情報提供することができました。他のブースの方々とも交流でき、お互いの刺激になりました。さらに、今年はブースでの物品販売も試み、好評を得ました。
2023年はプラン・インターナショナル・ジャパン設立40周年にあたり、全国の支援者も参加できるイベントが予定されています。新たに31年目を迎える名古屋の会もそのトップランナーとして、さらなる飛躍につなげたいと思います。
■2022年プラン名古屋の会 忘年会
2022年12月4日(日)、マリアージュさんのご協力のもと忘年会を開催しました。久世代表体制になって1年が過ぎ、新型コロナ禍のなかでもしっかり感染対策をとりながら各種イベントを企画開催してきました。そんな1年を振り返り、またお互いの情報交換も交えながら楽しい時間を過ごすことができました。美味しい料理を提供してくださったマリアージュさん、飲み物を準備くださった牧田さん、そして幹事の神戸夫妻に感謝です。
来年も良い年になりますように、いや良い年にしていくように頑張りましょう。
■ワールド・コラボ・フェスタ2022への参加報告
ワールド・コラボ・フェスタは、愛知県国際交流協会,JICA中部,なごや国際交流団体協議会が主催する中部地域最大級の「国際交流・国際協力・多文化共生・SDGs」推進イベント。2020年,21年はWEB開催でしたが、今年は3年ぶりに名古屋市のオアシス21・銀河の広場で10月22日(土),23日(日)にて実地開催され、両日で約64,000人の来場者がありました。わたしたちプラン名古屋の会も23日にブース出展し、プラン・インターナショナルの活動を多くの来訪者にお話し情報提供することができました。特に、若い方からの質問も多く関心の高さがうかがわれました。また、他のブースの方々とも交流でき、お互いの刺激になったと思います。さらに、今年は木材の捨てられる端材を活用した商品(SDGsの取組みとしてのアップサイクルブランド)の物品販売も試み、好評を得ました。
■「プラン名古屋の会」結成30周年の会 開催報告
2022年6月で結成30周年を迎えたプラン名古屋の会の記念イベントとして、前代表・安藤顧問による30年の歩みと、プラン・インターナショナル・ジャパンの池上理事長,塚本職員による講演会を開催しました。総勢38名と多くの方々にご参加いただき、盛況のうちに終えることができました。以下に概要について紹介します。
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日 時:2022年8月27日(土) 10時~13時
会 場:なごや人権啓発センター ソレイユプラザなごや12F 研修室
Ⅰ)プラン名古屋の会30年の歩み〔安藤顧問(前代表)〕40分
1992年6月6日の結成の日から30年にわたる活動成果をなつかしい写真や新聞記事を織り交ぜて紹介され、岐阜,京都などほかのプラン支援者の会との交流も盛んであった頃の会員の方からも当時の思い出スピーチを頂きました。また、東京事務局との交流や地元地域との交流会、そして安藤顧問提案による初めての「全国支援者の会」の開催も大きな成果のひとつでした。全体を通じて、安藤顧問の思いである「会員が主人公」「支援者間のつながり、支援者と事務局とのつながり」という横の拡がりに重きを置かれた活動であったことがみなさんに伝わったと思います。
これまでの活動詳細は、本ホームページの「プラン名古屋の会の紹介」「これまでの活動」および旧ホームページ(http://plan-nagoya.sakura.ne.jp/ )からご覧になれます。
Ⅱ)プラン名古屋の会30周年の会記念講演〔池上理事長・塚本職員〕40分
名古屋の会30周年お祝いのあいさつの後、以下の5項目につきご説明いただきました。
1⃣ プラン・ジャパン40周年記念事業の進捗:前半(2023/3~5月)は支援者謝意イベント、
後半(6~10月)は広く世間一般に向けた「ジェンダーのプラン」の認知拡大活動を計画
2⃣ 新しい基本戦略:2027年に向けた5ヶ年計画として、新たに「社会変革のムーブメント
をリードするNGO」を目標として打ち出す
3⃣ 活動の柱(塚本職員から説明):プランが活動するに必要なリソース(寄付)の種類
4⃣ グアテマラの子どもたち:8月に理事長が現地視察に訪れた際の状況,感想を紹介。
農業起業での若者の収入向上支援事業とチャイルドたちの小学校を視察され、
プラン活動の有用性とともに課題(特に農業支援面)も実感されたとのこと。
現地の子どもたちの笑顔や若者の真剣なまなざしが印象的でした。
5⃣ウクライナ支援の状況:プランとして、国外避難された子どもたちへの心理社会的ケア,
暴力・犯罪からの保護,緊急下の教育を支援
Ⅲ)参加者間の交流会(フリートーク)〔全員〕40分
ランダムに4つのグループに分かれてフリートーク。理事長や事務局職員と直接お話ができ、お互いに生の声を聞くことができた貴重な時間となりました。また、今回初めて参加された方もみえ、プランの組織(しくみ),チャイルドへのお手紙の書き方のヒントや送付方法(特にコロナ禍で変更になったため)なども参加者間での情報交換ができたかと思います。さらには名古屋の会へのご要望もいただき、今後の活動に活かしていきたいと考えます。フリートーク風景は下記スライドショー。
なお、池上理事長のお人柄,見識の広さ,フットワークの良さ、そしてそのバイタリティに驚かされた方も多かったと思います。
追記)参加者からのご感想
◎森田健一さん(プラン名古屋の会メンバー)からの投稿 ~2022年9月27日~
プランインターナショナルの活動で思うこと
私がプランの支援者になったのはもう20数年前になります。その当時はフォスタープランという名称でした。プランの新聞広告で、おそらくアフリカだったと思いますが、遠い井戸からの水くみで一日が終わる子供がいるという内容でした。アフリカは日本と比べれば社会資本が十分ではないことは知ってはいたものの、子どものリアルな日常生活でそれを知らされていささかショックを受けました。その時、私は家庭を持ち、小学生の子供もいてわが身わが子を振り返り、何か援助できないかなと思いました。支援のお金が直接わたるのではなく、チャイルドの地域の改善に使われるというプランのやり方に賛同しました。チャイルドを訪問できるというシステムがあるので、登山を始めていた私はネパールのチャイルドを支援することに決めました。現在二人目となります。
ただ、私はチャイルドの訪問どころか手紙を送ることもほとんどなく、チャイルドからの手紙を見返して申し訳ないなと思うことがしばしばありました。何年か経過して、名古屋の会のお手紙書きの集いがあることを知り、思い切って参加して手紙を出すことができました。そこに参加された皆さんが集まっていろいろなお話をしながら楽しそうに手紙を書いていると感じました。
私は、支援金を送ることにより現地に援助が届けられるシステムが出来上がっているので、集まりに参加せずともプランの活動に加わっていると思っていました。そう思いながらも、お手紙書きの集まり以降、安藤さんのチャイルド訪問報告、全国支援者の会などに参加するようになりました。参加することにより何かが得られると思ったかもしれません。そこに参加する方々を少しずつ知ることにより、プランとは違う活動もしている方、私が全く知らない知識をお持ちの方などがいらっしゃることに気づきました。
先日のプラン名古屋の会設立30周年の集いで、池上理事長と少しだけお話しする時間がありました。私は会社勤めがほぼ終わり、自由な時間を手に入れてさてどうしようかと思案していたところでしたので、長崎大学で教鞭をとられている理事長に「大学の公開講座などに行こうかと思っています。」と言ったところ、「是非、社会の課題を解決する活動をしてください。」と言われました。プランの活動は社会の課題を解決する活動ではあるのですが、世の中に山積している課題にも目をむけてほしいという理事長の希望と受け取りました。
そうなると、一人では何かできるわけではなくいろいろな知識見識を持っている方々の集まるプラン名古屋の会のようなチームで取り組むことが大事ではないかと考えました。また、プラン名古屋の会に参加されている方々は、意識が高いのではないかと思います。私を除いて。
久世代表には、自分では気づかない様々な課題をプランの集いで掘り下げるような企画をお願いしたいと、30周年の集いの感想としてまとめました。
■チャイルド訪問体験談&プラン事務局職員との交流会
プラン名古屋の会では、チャイルド現地訪問された方の体験談を聞かせていただく機会を設けています。今回は川出様ご夫妻から貴重かつ興味深い体験談をお話いただきました。また、プラン事務局(東京)からは塚本職員をお迎えして最近のプランの取り組みについて直接聞くことができました。コロナ対策をとった上で、31名と多くの方にご参加いただき盛況のうちに終えることができました。以下に概要について紹介します。
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日時 :2022年5月28日(土) 13:00~16:00
会場 :なごや人権啓発センター ソレイユプラザなごや12F 研修室
Ⅰ)チャイルド訪問体験談〔川出様ご夫妻〕50分
1996年から2019年にかけてボリビア,ケニア,パラグアイ,カンボジア(2回)と多くの国々のチャイルドを訪問された体験談を説明資料のほかにも現地写真集と現地からの贈り物、帰国後にラジオ出演された際の録音テープも持参され、拝見拝聴させていただくことで、チャイルド宅や学校での生活の様子、またご夫妻への歓迎ぶりが伝わってきました。食事面では困ったこともあったようですが……。
Ⅱ)プラン事務局職員との交流会〔塚本様〕50分
下記4点の取り組みについてご報告いただきました。
1⃣ プラン・ジャパン40周年記念事業:計画の真っ最中でイベントや支援者参画パターンを検討中
2⃣ ウクライナ避難民支援:国外避難された子どもたちへのメンタルケア,教育などを支援
3⃣ プラン・ラウンジ:時の話題,活動現地からの報告など年10回開催中(最近はONLINE開催)
4⃣ コミュニティ訪問とスタディ・ツアー:現在はコロナで実施できていませんが、再開が待たれる
以上、それぞれの取り組みを直にお聞きすることで、プラン事務局の活動内容がよく伝わり理解が深まったと思います。
Ⅲ)フリートーク〔全員〕50分
今回初めて参加された方もおり、4つのグループに分かれて自己紹介、プラン加入のきっかけやチャイルドとの交流などさまざまな話題、また名古屋の会への要望など忌憚ない意見も出され、時間を忘れて盛り上がりました。支援者間、さらに事務局と支援者のつながりもより強くなったかと思います。
〔お知らせ〕プラン名古屋の会結成30周年を記念して8月27日(土)10時からソレイユプラザなごやにおいて、プラン・インターナショナル・ジャパンの池上理事長をお迎えし講演を行っていただく予定です。詳細は追って連絡させていただきますが、ぜひご参加のほどよろしくお願いいたします。
■「定例会:身近なテーマを掘り下げよう!」第1回開催
名古屋の会の新たな活動として「身近なテーマを掘り下げよう!」と題し、皆さんが気になる、興味あるテーマを取り上げていく場を設け、今回はその第1回として、下記テーマにて開催しました[2022年3月26日 in イーブルなごや]。(なお、予定テーマ「新型コロナ」については都合により中止)
内容について簡単に紹介します。
テーマ①:美味しいコーヒー〔説明者;牧田さん〕
コーヒーの基礎知識として、コーヒーベルトと呼ばれるコーヒー豆の産出国(いずれもプラン活動国だそうです)、銘柄とその特徴・味の違い、実(種子)からコーヒーとなるまでの工程とその種類などをビデオも使いながら紹介され、プロ級の美味しい淹れ方,楽しみ方をお話いただきました。
テーマ②:木の家〔説明者;安藤さん〕
失われつつ森林の問題(林業従事者が街に移動しスラム街が増加する例もある)や木造住宅を建てるのに必要な森林面積(例えば30坪の家には森林300坪が必要)、そしてご自身が行っている端材の活用など、長年携わってこられた「木」のお仕事から得られた知識・見解をお話しいただきました。フローリングと水虫の話も興味深いものでした。
定例会後の親睦〔自由参加〕
今回は新たなメンバーや神奈川県からの参加もあり、軽食をとりながら近況や趣味の話などお互いの親睦を深めることができました。
■プラン名古屋の会新体制での第1回ミーティング
12月12日、新体制発足後、1回目のミーティングを開催し、今後の活動案と会の運営にあたっての合意事項について話し合いました。
<今後の活動案>
1)現地チャイルド訪問者の報告会
関係者のご都合を確認の上、3月上旬目標で開催を計画
2)プラン名古屋の会設立30周年イベント(2022年)
次回以降に会員の声を聴きながら計画
3)プラン・ジャパン設立40周年イベント(2023年)
プラン事務局の方針を待ち対応
4)その他
バザー開催案もあり、今後可能性を検討
<会運営にあたって>
1)今後のミーティング会場
JICA中部センター(名古屋市中村区)3Fの市民活動ルームを候補の一つとする
・・・・ミーティング後に見学しました
今後も候補があれば提案していく
2)SNS関連の管理
HP,facebook,LINEの運用,管理者と送付先の明確化
3)運営費
自主運営(事務局の支援はありません)のため、今後の収入源を検討していく
例えば、バザー開催など
<その他>
プランへの思い,活動への考えを確かめ合い、私たちの思いは垣根を越えた「良き出会いの場作り」という共通認識を改めて持つことができました。また、プラン事務局との交流の場も今後設けていきたい、との考えも一致しました。